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今を大切に笑って生きる事。

今を大切に笑って生きる事。

病気と心


   


   ガンになると、やはり不安でいっぱいになるでしょう。
   「死」を考えてしまい、辛くて仕方ないと思います。

   私自身も、怖くて仕方なかった。

   不安でたまらなかった。

   特に、私が辛かったのは「ガン」というコトよりも、術後の生活が大きく変わってしまうのが
   一番怖かったし、悲しかったし、辛かったです。

   私の言う、「術後の生活」とは、子供が産めなくなるコトでしたが
   それだけではなく、後遺症への不安もあるでしょうし、再発の不安も抱えていくでしょう。

   落ち込んでしまうコトもあると思います。

   それが当たり前です。
   あなただけではありません。

   中には、「死にたい」と思う患者さんもおられるかもしれません。

   その「死にたい」という気持ちの背景には、必ず原因があるのです。
   例えば、痛み・気持ちの落ち込み・将来に対する不安・経済的な不安など
   数々の要因があることが殆どです。

   落ち込んで当然ではあるのですが、やはりこんな状態が続くと
   患者さん本人も辛いでしょうし、体にもいいはずがありません。

   下の「うつ病診断基準」で、これに該当する場合は、一度精神科や診療内科などの
   専門医に相談することをおススメします。

   担当医に気持ちを聞いてもらうのもいいと思います。

   こうして、同じような境遇の方と、ネット上などでお話することもいいと思います。

   精神科や、心療内科へ掛かるコトを、決して恥ずかしいことだと思わないで下さい。





     ■うつ病診断基準■


 1・1日の大半、ほぼ毎日、憂うつに感じたり、落ち込んでいる。

 2・1日の大半、ほぼ毎日、あらゆることに興味をなくしたり、いつもは楽しんでいたことを楽しめなくなっている。
 
 3・体重が5%以上減っている。もしくは、食欲がない状態が毎日のように続いている。

 4・眠れない日が毎晩のように続く。

 5・他の人に指摘されるほど、そわそわして落ち着かない。
   もしくは、普段に比べて話し方や動作が遅くなるようなことが毎日続く。

 6・気力がない。もしくは、疲れた状態が毎日のように続く。

 7・自分自身のことを価値がないと感じたり、過去のことを後悔したりすることが毎日のように続く。

 8・考えたり集中することが難しい。もしくは、普段出来ていた日常の事柄を決めることが難しくなる。

 9・死ぬことを何度も考えたり、死んでしまったほうがましだと考えることがある。
   自殺について具体的に考えたことがある。





   私自身も、当時の私が当てはまった項目がありました。

   でも、色んな方に支えられながら、乗り越えてきました。
   今でも、不安や恐怖は襲ってきます。

   そんな時、「ガン」と上手に付き合っていく為に、これらの事を参考にして頂ければと思います。




      ■ガンとの上手な付き合い方■


   ●「ガン=死」とは思わないようにしましょう。今は、様々なガンが治療可能です。
    ガンによって、新しい治療法が実用されるまで、長い期間コントロールも可能です。

    (私自身も、ガンになるまでは「ガン=死」と思っていました。
    でも、実際に、私は今元気です。今の時代「ガン=死」ではないのです。)

   ●自分のせいでガンになったと思わないようにしましょう。
    ガンを発症・進行させるような「性格」は証明されていません。

    (私も、色んな過去の行為を責めました。でも、誰も悪くないんです。)

   ●気分が動揺してしまった時は、気分を落ち着かせる為に、過去に助けとなった方法を行ってみましょう。

    また、情報を集めたり、人に話したりすることが良いこともあります。
    それでも気分が落ち着かない時は、周りに援助を求めましょう。

    (ご家族などに話しにくい場合は、こうした場で吐き出すのも有効な方法だと思います。
    私も、こうした場で、沢山元気を頂きました。)

   ●いつも前向きな考え方が出来ないからと言って、自分を責める必要はありません。
    どんな適応能力がある人でも、なかなかそうはいかないものです。

    (私も、まだまだ後ろを振り返るコトがあります。
    それも、無駄なことではないと思い、ユックリ自分を立て直していっています。)

   ●自分にとって助けとなるものをどんどん利用しましょう。
    患者会などに参加されて、とても良い経験をされた方も沢山いらっしゃるようです。

    (こういった同じような経験をされた方のサイトなども、1つの患者会のようなものです。
    同じ痛みの分かる者同士は、本当に心強いものです。)

   ●こころの専門家に相談することをためらう必要はありません。
    それは、精神的に弱いということではなく、むしろ強さなのです。

    (話すと言うコトだけでも、かなり違ってきます。)

   ●リラックス方や音楽といった、気持ちをうまくコントロール出来るようになる方法を積極的に利用しましょう。

    (なかなか、頭では分かっていても、難しいですが・・・。)

   ●何でも質問出来て、互いに尊敬と信頼出来るような関係を、医師との間に築いていきましょう。
    そして「治療上のパートナー」となってもらうことが重要です。

    (ガンは単なる風邪などと違って、長い期間、主治医との繋がりが必要となります。
    少しの不安でも、話せる主治医との出会いが大切になってきます。)

   ●病気に関しての悩みを、もっとも親しい身近な人にまで秘密にしないようにしましょう。
    医師と治療について話し合う時は、その方に一緒に来てもらうとよいでしょう。

    心の支えにもなりますし、心の動揺が強い時には、しばしば医師の説明を聞きもらしたり
    理解しにくくなる時もあるからです。

    (大抵、術前などには、医師の方からご家族と一緒に来院するよう指示があると思いますが
    私も、まだ結婚もしていない彼にも付いてきてもらったことで、かなり救われました。

    両親の方が、オロオロしていて、当の私も泣くばかりでした。
    もちろん、彼も冷静ではいられなかったとは思いますが、表向きだけでも、冷静に話を聞いてくれたのは、彼でした。)

     
   



   過去の記事でも書いていますが、私は以前、ある一冊の冊子を見つけました。
   心が軽くなるような内容が書いてありました。

   著作権上の問題から、内容をご紹介することは出来ませんが、
   もし、皆様も同じ冊子を見つけられたら、一度ご覧頂ければと思います。

   関連記事→diary


   患者会については、当サイトも紹介頂いております、「がん ! 患者会と相談窓口全ガイド」の中で
   沢山の患者会が紹介されています。

   参考になさってみて下さい。→diary


   共に、ガンに勝ったと言える日まで、無理せず、ユックリ生きていきましょう!


   
  



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